育毛剤でまさかの抜け毛大量発生!ハゲが回復するまでの8年間

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1.私は育毛剤を使用しても無駄な頭皮環境だった

薄毛が気になりはじめた当時、私はすぐさま育毛剤の使用を開始した。
インターネットの口コミでいいと言われていたものだ。
頭皮に直接塗るタイプのもので、これさえやっておけば安心だ!と思っていた。

 

しかし、現実は違った。

 

  • 1ヶ月経つ。変化はない。
  • 2ヶ月経つ。変化はない。それどころか余計に薄毛が進行した気がする。
  • 3ヶ月経つ。育毛剤の液がなくなる。薄毛は明らかにひどくなっている。

 

意味がわからなかった。不良品なのか?とすら思った。

 

たった1本の育毛剤に12,600円も費やしたことを思い出した。泣きそうだった。
財布に大ダメージ。さらに頭皮に大ダメージ。薄毛を気にしすぎたせいで、ストレスで体重が激減。鏡を見るのもいやで、仕事場では常に人の目が気になって仕方がなかった。

 

どうして育毛剤が効かなかったのか。

 

私はインターネットで、その育毛剤の口コミを読み漁った。けれど、どの口コミもいいことばかり並べられている。
私は騙されたのか?いいように金だけを搾取されたのか?疑心暗鬼になった。

 

結論を言うと、私は育毛剤を使用しても無駄な頭皮環境だっただけの話だった。

 

 

2.私の頭皮の血流は、渋滞している道路状態から高速道路へ変わった

仕事から帰っては、毎晩のようにインターネットで育毛剤について探しまくった。そうしていると、たまに、育毛剤以外のことが書かれているサイトに行き着いてしまう。
最初は目的のことが書かれていないからと、すぐに他のサイトに行っていた。
しかし、あるとき、「育毛剤が効かない理由はシャンプーの仕方にある」という文章に目が留まった。

 

自分にとっては驚きの一文だった。

 

シャンプーの仕方?そんなの方法は一つだけだろう?

 

その当時の私は、髪を濡らしてから手のひらにシャンプー剤を溜め、それを髪に乗せて洗っていた。洗う順番はその日によって違う。というより、意識などまったくしていなかった。だいたい頭頂部に乗せたシャンプー剤を左右前後にめちゃくちゃに掻き回し、泡立てて髪をすすぐ。爪が長かったので、何度も頭皮を引っ掻いていた。

 

そんな感じだったので、「シャンプーの前にブラシで髪をとかす」だの「シャンプーは後頭部・側頭部・前頭部・生え際の順で行う」だのという文章は驚きだった。目からウロコというやつだ。

 

しかも「シャンプー(1回目)」「シャンプー(2回目)」と書かれているじゃないか。

 

は?シャンプーって2回もするの?
私にはシャンプーを2回する概念がなかった。1回やれば十分だと思っていたし、2回するなんて時間がかかって面倒だと思った。
しかしどうやらシャンプーをあえて2回することで、育毛効果があるらしいのだ。

 

  • 1回目は頭皮の毛穴に詰まった汚れを取り除くためのもの
  • 2回目は頭皮の血行を促進させ、髪の毛を生やすためのもの

 

まさか育毛剤を使わなくても髪が生える方法があったとは…。
私はその日からさっそく、シャンプーを2回するようになった。

 

1回目で十分頭皮はすっきりする。サイトに書かれていた通り、正しい順番で洗うと、なんとなく気分もすっきりとした。
もう十分なんじゃないか?と思ったが、物は試しだと、知り得た情報どおり、2回目のシャンプーをしてみることにする。

 

爪を立てないように、指の腹で下から上へ洗い上げていく。
するとどういうわけか、2回目のシャンプーの途中で、頭が火照ってきたのだ。湯船に浸かっているわけでもないのに、のぼせそうな感覚がした。

 

そのときの私の頭皮の血流は、渋滞している道路状態から高速道路へ変わったのだ。
髪を生やす栄養は車だ。渋滞に引っかかった車はなかなか動かないが、高速道路に出てしまえばおもしろいほど進んでいく。止まることはない。むしろ止まると事故る。

 

2回シャンプーをするということは、栄養を止まることなく頭皮の血液中に流し、髪を生やすということなのだ。

 

 

3.思わず頭を抱えた 私の食生活はハゲる要素が満載だったからだ

さて、栄養を流す頭皮の環境づくりはわかった。
毎日風呂に入るので、日々実践している。

 

しかし、肝心な栄養とは、そもそもどんなものなのか?

 

自慢じゃないが、食生活はほぼ外食で、しかも酒を大量に飲む。ヘビースモーカーというほどではないが、酒が飲めないのなら、煙草を吸うような生活を送っていた。

 

外食をするとビールが飲みたくなる。そうするとラーメンが食べたい。腹が膨れれば煙草が吸いたい。煙草を吸うと、今度は甘いものが食べたくなる。正直、当時の私の食生活は、ハゲる要素が満載だったわけだ。

 

育毛には「飲酒NG」「喫煙NG」「脂物NG」「スイーツNG」「焼肉NG」と知ったときは、思わず頭を抱えた。笑えない。
完全にすべて当てはまっている。自分は馬鹿なんじゃないかとすら思った。

 

とりあえず禁酒は会社の付き合いもあるので、難しいが、禁煙ならと、その日のうちに煙草を捨てた。まだ1本しか吸っていないのに、もったいないことだ。しかしこれもハゲを治すため。

 

私は食生活の見直しに力を入れるようになった。

 

育毛にいい食生活は、菜食中心のものが一番だと気づく。

 

髪にいい栄養というものがある。髪そのものを作るケラチンやたんぱく質。そのたんぱく質を作るアミノ酸・亜鉛。頭皮の血行をよくするビタミン群。頭皮の老化を防ぐコラーゲン・DHA・カフェイン。私は、それらの栄養を摂取すれば、髪にいいことを知った。

 

となれば、目的の栄養素が含まれている食材探しだ。食材については「スーパーで見かける食材!髪に大事な栄養素まとめ」に書いているので見てほしい。
ほとんど野菜に含まれていることがわかる。
つまり、菜食生活は髪に一番いい食生活というわけだ。

 

シャンプーのおかげで血流がよくなった頭皮に流すための栄養を摂取する。私の菜食生活のはじまりだった。

 

 

4.なんでやねん!うそやろ!なんで6ヶ月もかかんねん!1ヶ月で生えろや!

頭皮に流す栄養を菜食生活で摂取した。その栄養も正しいシャンプー方法による血流促進効果によってきちんと髪に行き届いている。

 

だから髪は生えてくる。はずだった。

 

問題に気づいたのは、シャンプーの仕方を変えてから2ヶ月。菜食生活をはじめてから1ヶ月が経った頃だ。

 

髪が生えない。
これでは育毛剤を使っていたときと同じだ。
私は焦った。すぐにインターネットで、髪が生えない理由を調べてみることにした。

 

すると、これだ、という答えに辿り着いた。

 

「1日で今の薄毛の状態になったわけではないのと同じように、育毛も1日でできるものではない」

 

抜け毛の量が増え、頭皮が薄くなり、他人から見ても明らかにハゲと呼ばれる頭になるまで、少なくとも6ヶ月はかかっていた。
つまり、育毛も少なくとも6ヶ月はかかるということだ。

 

1ヶ月や2ヶ月で焦っても意味がない。たかが2ヶ月程度で、効果が出るはずがないのだ。

 

それを知ったときの正直な気持ちを言おう。
「なんでやねん!うそやろ!なんで6ヶ月もかかんねん!1ヶ月で生えろや!」
6ヶ月も待つなんて、それこそストレスだ。ストレスでハゲる。

 

そこで私は、育毛剤の購入を考えた。
1度目は、私の頭皮環境のせいで、育毛剤の効果が得られなかった。しかし、今は違う。
頭皮の血流はいいはずだし、食事もきちんと野菜中心の生活にしている。

 

  • 毎日シャンプーのたびに時間をかけ、2回も頭を洗っている面倒
  • シャンプー剤の減りの早さによって、普段よりも余計にかかる生活費
  • 野菜中心にしなければと心がけて、いちいち食材の栄養を調べる苦労
  • 野菜の値段の高騰によって、増える食費
  • 冷蔵庫に残っている食材でなにが作れるか考えなければならない手間

 

文章にすると「それだけだろ?」と言われそうだが、私にとっては大変なことだ。慣れないし、つい気が緩んで、自分を甘やかしてしまいそうにもなる。
まるで女性にとってのダイエットだ。
「明日からやる」と自分を甘やかさない努力は、相当大変なものだった。

 

これだけ努力をしているのだから、育毛剤もきちんと効いてくれるだろう!
私は育毛剤を探しはじめた。

 

 

5.最終的に、私のハゲが治ったのは、飲むタイプの育毛剤のおかげだった

先に結論を言うと、私のハゲが治ったのは、インターネット上で購入した飲むタイプの育毛剤のおかげだった。

 

そこに行き着くまで、4種類の育毛剤を使った。
中には2種類の育毛剤を併用して使っていた時期もある。
それぞれどうしてそれを選んだのか。そして、どうしてその育毛剤の使用を止めたのかを書いていこう。

 

1つ目 Aの育毛剤

これは頭皮に塗るタイプの育毛剤だ。
頭皮環境が最悪だった頃に使用していた育毛剤である。

 

一度購入したものなので、安心だし、購入を悩む面倒もないと安易に購入した。
12,600円の出費だ。これを約8ヶ月間、使用しつづけた。

 

効果は現れた。しかし、同時に、副作用に悩まされることになった。

 

使用しはじめてから4ヶ月が経った頃、なんとなく髪が濃くなったように思えた。
髪が細くなったせいで、頭皮が見えていたのだが、それが改善されている。
頭皮環境がよくなっていることがわかった。それがなによりもうれしかった。

 

ただ、身体の変化はそれだけではなかった。

「胸がふくらんでる…」
女性のようなふくらみがある。Aカップの下着なら付けても違和感がない大きさだ。

調べると、育毛剤に含まれている成分の「スピロノラクトン」による副作用らしい。
複雑な気持ちになった。
使い続けてみたが、気分的に胸がふくらむのは嫌になってしまったので、使用を止めた。
止めると、胸のふくらみも治ったからよかった。

 

 

2つ目 Bの育毛剤

これは飲むタイプだ。錠剤になっていて、食後に決まった数だけ飲めばいいものである。
頭皮に塗る育毛剤の副作用の軽いトラウマがあったので、今度は飲む育毛剤の使用を試してみようと思ったのだ。

 

病院で処方してもらった「プロペシア」を私は飲み続けた。
ちなみに料金は1ヶ月7,000円ほど。高い。

 

飲みはじめて2週間。まさかの抜け毛大量発生。

 

このときばかりは我が目を疑った。シャンプーをしていると、手に絡みつく髪の本数が尋常じゃない。とりあえずシャワーを止めて、その場で数えてみた。
173本だった。
人間、あんなに無表情で泣くことなんてあるんだな。ドラマの中の演技だけだと思っていたが、キャパシティーを越えると、無表情で涙を流すらしい。

 

あとから知ったことだが、この異常な抜け毛は、髪が正しいリズムで生えるためには必要な現象らしい。

 

薬がきちんと効いていることがわかって安心したが、精神的苦痛はひどかった。
しかし、それも2ヶ月我慢すれば、ピタリと治った。
抜け毛の量が通常の100本程度になり、髪が減ることはなくなった。

 

しかし、髪が増えることもなかった。

 

 

3つ目 Cの育毛剤(Bの育毛剤との併用)

プロペシアを飲み続けても髪が増えないことに諦めたのは、6ヶ月が経った頃だ。
抜け毛は確かに減った。通常の本数に戻った。しかし増えない。

 

なら、髪を増やすために、塗る育毛剤を併用してみるのはどうだろうか。

 

購入したのは、「ミノキシジル」という成分が入った塗る育毛剤だ。
これを選んだ理由は、単純に値段が安かったから。
1本6,000円弱。最初に使用した育毛剤と比べると、はるかにいい。

 

使用してみると、やっと髪は増えてきた。

 

ミノキシジル様様だと思った。自分で鏡を見ても明らかに髪が増えているのがわかる。
うれしかった。やっとか、と安心した。その日は自分を甘やかして焼肉を食べに行った。お祝いだ。

 

しばらくプロペシアとミノキシジルの併用を続けた。
そこでふと思いついたことがある。ミノキシジルを併用したことで髪が生えたのだから、ミノキシジルだけを使えばいいのではないか?

 

そして私はプロペシアの服用を止めた。

 

一番大きな理由は、プロペシア(1ヶ月7,000円)とミノキシジル(1ヶ月6,000円)の併用は生活費に大打撃だったからだ。

 

 

4つ目 Dの育毛剤

Dの育毛剤の話をする前に、ミノキシジルのみにした後のことを話そう。

 

プロペシアの服用を止めた途端、抜け毛が増えた。まさかの展開だった。

 

やばい。どうやら私の頭皮はプロペシアを必要としているらしい。
しかし、プロペシアとミノキシジルの併用は財布に痛い。
そこで考えた。プロペシアをジェネリックのものにすればいいのではないか。

 

Dの育毛剤とは、プロペシアのジェネリック「フィンペシア」のことだ。
その値段、2,490円。しかも100錠入り(7,000円のプロペシアは28錠入り)。

「そんなんあるんやったら最初から言えやああああ!!」

 

憤怒である。
しかし助かった。プロペシアと同じ効果・同じ成分のフィンペシアなら、費用も抑えられるし、抜け毛も防げる。

 

結果として、私は正しいシャンプー方法、菜食生活、フィンペシアとミノキシジルの併用のおかげで、ハゲから脱却することができた。
その年数、8年の道のりである。


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